有明海再生に向けた水産試験研究の2018年度報告会で、フルボ酸鉄シリカ資材「龍宮の遣い®」を使用し、熊本県長洲町の干潟でのアサリの回復・ヘドロ減少抑制に効果があると報告されました。
「龍宮の遣い®」の投入密度を高くするとアサリの数も増えていると確認されました。
画像の記事をぜひご覧ください。画像クリックで大きな画像でご覧いただけます。
*******************************************************************************************************************************************
有明海再生に向けた福岡大学による水産試験研究の2018年度報告会が、玉名郡長洲町長洲の熊本北部漁業組合で行われた。
福岡大学工学部社会デザイン工学科の渡辺亮一教授が長洲地先の干潟でのフルボ酸鉄シリカ資材を使った実証実験・研究の成果を発表。
アサリの資源回復、ヘドロ減少など干潟の環境改善が見られるとした。
フルボ酸鉄シリカ資材は、シリカが含まれることで、赤潮抑制、二枚貝の斃死(へいし)防止、ヘドロ化抑制に効果があると説明した。
フルボ酸鉄シリカ資材を5メートル間隔、10メートル間隔で設置した施工区、未設置の場所で採取したアサリの個体数を比べると、
投入密度を高くすると数も増えると確認。施工区内に二枚貝の生息しやすい環境が修復されていると述べた。
実証実験・研究には県内各地、県外からの視察も相次ぎ、大分県宇佐市でも同様の取り組みが広がりを見せている。(本文より抜粋)